RCのコラム 第29回 2006年7月
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2006.07.24 18:49(月) 1日外に出なかった

 休みの日、1日外に出ないと気が滅入るのが普通の私だが、昨日は外に一歩の出なかった。前の日も私にして珍しく土曜日の夜なの に早めに帰った。今朝朝食を食べたらなんとなく気持ちが悪い。職場に着いたら、パウチ2杯分の下痢。どうやらこれでほぼスッキリ した。軽い感冒性胃腸炎だったのだろうか。。。

 しかし、こんな時、パウチは楽だ。下痢の前の腹痛などなく、まあ出始めの時ちょっと腸の運動が活発になったなと感じるが、腸の 蠕動のペースを人間の意志で止めようもないので、腸は自分のペースで中身を外へ追い出す。これが腹痛のない理由だろうと思う。

 こんどまとめて書こうとは思っているのだが、「外科医よ!ストーマにしてしまう事は負けでは無いんだぞ」。あなたが肛門側から いかに近い所で下位前方切除術ができて、肛門を残してつないだことが外科医として満足が得られたとしても、手術を受けた当人のQ OLがえらく下がってしまうこともあるのですよ。ストーマを作らないことが患者の為だと単純に思うのはやめてもらいたいねぇ。ど ちらが絶対良いかなど単純な話しではないけれど、積極的にストーマ生活をするという選択だってありですよ。私は短い直腸を残した 生活よりストーマ生活を薦める。だって快適だし、生活の制限は極めて少ないんだもの。

 それが本当に分かったのは術後時間がたってからだった。


2006.07.19 14:01(水) 熱中症

 15日の都心の暑い体育館で新体操の練習をしていた6年生が熱中症で某大学病院に救急車で搬送された。担当医は痩せた体型をみ てダイエットのしすぎがベースで熱中症にいたったのかと思ったのか入院となった。土曜、日曜、月曜と大学病院は休日体制で基本的 な検査が出来る程度だったのだろう。火曜日の病棟回診をへて検査かっかから特別問題なしということで今日あたり退院になっている はず。

 次女は新体操のプロのコーチをしている。彼女現役時代をすごしたのは20年前からの14年間。その彼女ですら自分の現役だった 頃の練習メニューが今は組めないと嘆いている。「何かあったらどうするの!」という今の時代の度を過ぎた安全主義が競技スポーツ を軟弱にしている。スポーツしていたら怪我も当たり前、練習で暑さでぶっ倒れることもある。大学病院に運ばれなければ外来で点滴 してきただけで帰ってきただろうに。

 私も高校1年のバスケットの夏合宿で熱中症になったことがある。普段は大丈夫な練習メニューでもどこか体調がちょっとくるって いるとあるところから汗が出なくなりグロッキー状態でぶっ倒れた。30分くらい横になり、やっと顔色ももどり、なんとか宿舎まで もどった。さすがに午後の練習はリタイアさせてもらったが翌日からは普通にメニューをこなした。39年前のことだからスポーツド リンクもなく、まして汗をかくと体力消耗するからなどという訳のわからん理論で水もあまり飲ましてくれなかった時代だった。コー チの指示のもとぶっ倒れるまでやるわけだからコーチも大変だ。合宿練習は自分の限界を超える為にあるとも言えるからぶっ倒れるま でやらなきゃならない。限界が高い人間が競技では勝利する。

 冒頭の痩せた体型の子はダイエットをしているわけでもなく、もっと食べろと合宿ではいつも言われているほど、もともとのやせ形 体型の遺伝素質と小食なだけだったとのこと。病院もベットが空いていれば入院の枠が広がるし、空いてなければ入院した方がよくた って出来ないこともある。夏休み前の小児病棟は空いていたらしい。担当医は競技スポーツを限界までやった経験があったのだろうか ?

 我々のヨットレースにしたって、個人で海に出て事故にあったのとは違いレース中の事故は主催者に事故にあった当人からではなく 、家族からの責任の追及があったりする。ヨットレースへの参加、不参加、リタイアは各艇の責任だといくらうたってもである。海外 のレースは死人が何人でても続けられているものも多い。なにからなにまで他人のせいにして生きたくないものだ。


2006.07.14 12:27(金) ジダンの気持ちが、、、、

 私は滅多な事では切れないタイプなのだけど。昨日はジダンの気持ちが分かったような気がする。

 こうして書こうとするとその時の事を思い出して血液がなにか音をたてて流れているような感じになってくる。頭突きはしなかった し大声で罵声をなげかけた訳でもないが、以前から苦々しく思っていた相手から投げかけられたふとした言葉に頭の中の回路がなんの 制御も出来ないまま対抗する言葉が口をついて出てしまった。まぶたはピクピクするし、それを身近でみていた仲間も顔には凍り付い た笑み。

 表面上は「今後ともよろしくお願いします」と別れながら、終わったら急に胃痛。胃の表面内視鏡でみたら真っ赤になってただれて いるのだろう。それから2時間強い胃痛が持続した。夜のスタッフ慰労会でアルコールが入ってやっとストレスから解放された。

 めざましテレビの双子座はこの日はベストだったのに、、、、しかし、熊本からいらしていた素敵なエンジニアとも知り合いになれ たのが占いの結果だったのだろう。

 張りつめている所にピシッとくると、あっというまに全身が反応してしまう。人生で切れたことが数えるほどしかない私がこの年に なってこんな反応を示すとは思いもよらなかった。


2006.07.12 17:39(水) 相模湾オープンレース

 今週末の相模湾オープンレース、なんと134艇の参加だそうです。事務局のご苦労をお察しします。我々は2チームエントリー、 ZephyrとDragon のXU-RUNです。レース海面が遠いのでエンジン無しのDragonは大変なので、Zephyr が風の弱い時は引っ張る覚悟です。朝星は、鳥羽パールレースのために回航に向かいます。こんな感じで夏が始まって、あっという間 に過ぎていくのでしょうね。

 若い頃の夏が過ぎゆくのは、恋とともにすぎゆくような感じがありましたが、この頃は暑い日射しに炎天下に耐えていたと思うとあ っという間に夏が行ってしまう感じです。年とともに、同じ気温でも風が冷たいと感じたりするのも分かるようになってきたこのごろ です。

 去年の相模湾オープン、電動ファーラーのリレーが燃えて、船火事になる寸前でした。今年はその電動ファーラーを使うこともなく なった。さてスタートでどれくらいまでつっこめるかな。だっていつになってもスタートは怖いから。


去年の下マーク回航


2006.07.07 21:28(金) WINE STYLE スタッフ

 電子カルテWINE STYLEは株式会社サン・ジャパンが販売総代理店となって全国を飛び回ってくれています。今日はその中 のスタッフの一人、大薗たえ。

 彼女はWINE STYLEのWindows版を作成するころそのテスト要員として派遣でサン・ジャパンに来ていた。Wind ows版プロジェクトも一段落してそのパワーを買われてサン・ジャパンの正社員になり以後WINE STYLEの営業やユーザサ ポートを続けてくれている。

 私と現場との橋渡し役もこなす。電子カルテのユーザサポートは導入前後は勿論ユーザの手取り足取りでべったり教えなければいけ ないし、導入後2,3ヶ月はいろいろな質問や要求がユーザサポートに舞い込む。ユーザからの声を私に届けてくれるわけだが、若さ 故かユーザ思いか私に対する要求もちょっと厳しい口調になる。私もプログラムの弱い所を直球で突かれたりすると人間出来ていない ので強い口調で大薗イジメをしたりして(反省!反省!)。てな具合なのですが、私も大人?電話を切ったあと冷静になって彼女から の要求を満たすためにがんばったりするのです。

 昨日は前々からの要求ではあったのですが、ユーザ用の病名をつけるテンプレートに修飾語付きの病名をセット出来るようにしてち ょうだい。という要求が出て、私としては、昨夜から朝まで、ベッドに入った時や起きてすぐもどんな方法で実現するか珍しく計画を たてた上で今日の作業に入ったので思いのほか短時間で実現できたわけ。午後3時頃にニューバージョンをサン・ジャパンに送ったの ではありますが、彼女からの返事が無い!そこで夜8時ころビデオチャットで呼び出し、どう?と感想を聞いたら。「まだ、試せてな いんです!」だって、、、オイオイという感じだったのですが、話しを聞けば来週のホスピタルショーに向けての送り出す物品の箱詰 めで今日はてんてこ舞いだったらしい。「まっ、しょうがないね」ビデオチャットの向こう側で試してくれて、「わーっ!すっごい便 利!」と喜んでくれたのでした。写真はその時のビデオチャット中の画面コピー。

 いま時のちょっと「エロ可愛い」ところがある彼女のお陰で、Merlotバージョンを手にしたユーザはまたしてもWINE S TYLEのカスタマイズ機能の細やかさの恩恵を受けることになるのでありました。

 ユーザの皆様、今後とも彼女をよろしくお願いいたします。


2006.07.07 18:18(金) WINE STYLE (Merlot)

 電子カルテWINE STYLEもバージョンネームを、「ボジョレー」、「カベルネ」と付けてリリースしてきたが、今回は「メ ルロー」という名前でリリースします。全国のユーザの声やサポートスタッフの意見を聞きながら、基本的ポリシーとの整合のなかで 進めてきたバージョンアップ。カベルネのリリースから今回のメルローのリーリースまで、変更箇所は271カ所を越えています。進 化を止めずに頑張ってます。来週はホスピタルショーに出店、新規ユーザのセットアップや立ち上げ立会などスタッフも大忙しですが 、メルローのリリースに向けての最終テストもしてくれています。

 まだまだ終わりはありません。コンピュータ環境の発展とともに進歩していかなければなりません。おかけで私も充実した時間を過 ごせています。


2006.07.03 20:03(月) 今朝のニュースで

 今週末は世間の流れを知らないで過ごした。ブラジルが負けたことも、橋本龍太郎氏が他界されたことも知らなかった。

 ヨットクラブには行ったが今週末は海には出なかった。土曜日は曇りだったが日没前だけ西の空の雲の切れ目から太陽が顔を出して いた。ダブルハンドレースを終えて、今度のビックイベントは晩秋の逗子レガッタ。コミッティークラブを自称しているが考えなけれ ばいけないことは沢山ある。150人のヒトに喜んでもらうには30人の力が必要。1日だけの手伝いのヒトから仕事の合間の時間を 全てそれにつぎ込まなければならないヒトまでいろんなレベルで関わってもらわなければならない。レースに出るモチベーションとレ ースを主宰するモチベーション、どちらも続けることは簡単ではないし一人の力で出来ることでもない。ボランティアベースで動く時 モチベーションとのバランスを測るのは難しい。ヨットクラブ=コミッティークラブでは無いがヨットクラブがベースになっていない となかなか出来ることではない。しかし、続けてきたことを終わりにするほどは疲れていないはず。参加する皆さんの気持ちはどうな んだろう。

 なんて事を考えながら、土曜日の夜はなにかの勢いで美味しい寿司を食べに行った。が、ちょっとその前に飲み過ぎていたかもしれ ない。折角の絶妙なバランスの寿司だったのにそれをきちんと味わうには微妙な感覚が味わえない酔っぱらいだったかもしれない、反 省!

 それからこの素晴らしい寿司「和さび」のマスターと知り合った、女優の店に寄ったが、もうその時は私はウーロン茶を頼むほども うお酒はいらない状態、それでも楽しくお話しをして1時前に帰ったのだが翌朝起きたら胸やけ状態。起きて2時間ほどはテレビをぼ ーっと見ながらげっそり。海からの誘いがきたがもうその時には風があがってきて海に出られるような状態ではなかった。それでも、 前日のコミッティー関係の相談にヨットクラブにでかけた。

 クラブについたら丁度マストトップのトラブルを調べてもらうためにT君がマストに上ってくれていた。簡単に解決できることでは ないのが判明、さてどうしたものか、、、、これだけやってくれたT君に災難が降りかかる。マストの天辺から何か落ちてきて、海に ぽちゃっと落ちたらしい。作業を終えて降りてきたT君の財布だったようだ。Zephyrクルーのはっとり、眼鏡をつけて潜る。財 布発見。その他作業中に落としたプライヤーも発見。はっとり自身が前日落としたガーバーのマルチプライヤーは残念ながら見つから ず。

 T君、その後、携帯も海に落下させ散々でした。どうもスミマセン。

 簡単には結論や方針が打ち出せないコミッティーに関する話しをちょっと重い気分で話し合い。こんな話しをくり返していろいろ吐 き出すのが次に進む準備段階なのかもしれない。しかし時間の余裕もないからねぇ。仕事とは違うボランティアの世界は準備に時間が かかるという事なのだろう。

 その後、気分一新。トータスさんの個展にでかけlight & shadowの世界と妙本寺近くの気持ちのより空気を味わう。

 帰り道、鎌倉市高野の山から赤く染まった空を楽しむ。西に向かう旅客機が見事な飛行機雲を何本も作っていく。赤から濃いグレー に変わっていく空をじっくり眺めた。午前中あれだけ胸やけしていたのに、健康的にお腹が空く。食べたいのは沢山の餃子と白いご飯 。餃子を作ろうかと思ったが空腹が先行して餃子は近くの中華の店からたっぷり買ってきて満腹、満腹。そして眠くて早い時間に撃沈 。というわけで、ブラジルのことも橋本さんのことも知らないうちに週があけてしまいました。

 濃いのか薄いのか我が人生。きっとたっぷりな餃子とご飯のように濃いのかもねぇ。


RC(Rectal Cancer) 2006年7月1日

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