2005.11.30 15:58(Wed) 11月も今日で終わりだね

　暖かい日と寒い日が入れ替わりながら、今年の紅葉は例年より遅かったけれど、色は綺麗に染め上がったようでした。

　どうもApple Music Storeからのコマーシャルメイルに反応して曲を購入してしまいます。今日きたメイルには山 崎まさよしがラインアップされたと。そこでさっそく、「アトリエ」を購入して今、聞きながらメイルしているところです。アメリカ の高校生は、ミュージックストアを音楽のデータベースとしては使用するのだけど、曲はもっと安く他から手に入れるそうです。アメ リカでは98セント、日本では150−200円。それでも安くはなりましたね。LP単位だと私が高校生の頃と同じ2000円で買 えるのですからね。iTuneでミュージックストアから購入したもののページをみたら、今までに106曲を購入していました。

　幾人の方からポリープのバイオプシーの結果にお祝いメイルをいただきました。ありがとうございます。ちょっと最近、馬鹿笑いす るような事が減っているかもしれないので、年末に向けては馬鹿笑いして免疫力アップするような生活をしていこうと思います。馬鹿 笑いするときって、酒飲んでいる時が多いので、要は忘年会シーズンということですかね。

2005.11.25 21:24(Fri) 病理結果

　16日の大腸鏡下で切除した病理の結果がでた、幸いにも、Group 3で切除面の細胞は問題無しとのことで、放免となりまし た。来週は造影CTで転移の有無をチェックすることにしました。

　なかなかダイエットが出来ない点を除けば極めて調子良い毎日を送っていますが、出来る検査はして、もし異常があれば早めの対応 をしないと、応援していただいている方々に申し訳ない。

　先日から話題にしている8日に直腸癌の手術をした友人からメイルが来た、縫合不全での2回目の手術のダメージからもだいぶ回復 してきたようで病室でコンピュータに向かう元気も出てきたようだ。とどいたメイルの内容は、ちょっと元気なし、病理結果が思わし くなかったので、2週後あたりから強力に化学療法することになったとのこと、その前に退院になり、外来で化学療法を行うことにな るらしい。

　夕方迷惑も顧みず電話をしてみた、切ろうかと思う頃電話に出た彼の声は2回の手術での挿管で声がれが残り、元気のない声だった 。まだ腹もだいぶ痛いみたいなので声に力も入らないのだろうけど、日に日に元気になっていくことだろう。

　病理結果で浮いたり沈んだりだが、沈み切ったらあとは浮いてくるのだから、早く馬鹿笑いでする元気をとりもどして欲しい。

　しかし、悪運の強い私だが、これは私にしか出来ない事をこの時間にしっかりやりなさいというメッセージと受け止めさぼらないよ うに進んで行きましょう。

2005.11.23 13:26(Wed) 良い天気

　外の日射しは小春日和とはこういうものというような天気のようですが、今日は久しぶりの日勤当直と夜勤当直です。外来も小児科 だけなら良いのですが、そうもいかず、老人の入院があったり色々でアタフタしています。

　ゆっくりプログラムしようという考えは今のところ殆ど出来ていませんが、まだまだ時間はありますからね。海の仲間もこの天気を 満喫していることと思います。とは言ってもきっと午後3時をすぎれば急に寒くなって来るこの頃ですから気持ちよく海の上にいられ るのもあと1時間半くらいですね。

　使うのが楽しくなるようなインターフェースのプログラムを書きたいのですが、良いアイデアに恵まれず悶々としながら作業してい ますので、いろいろ他の人の書いたプログラムをいじってみるのも良いかもね。閃きは望んでいればいつかやって来ますからね。

2005.11.22 10:08(Tue) 自転車に乗り始めたオストメイト友達

　かたおかさんのページを数日ぶりに覗きにいったら、なんと自転車に乗り始めていた。日課の日の出の池への撮影に車でなく自転車 。

　なんかしてやられたというか、私はどうしたら良いのとか、平さんはどうしているのだろうとか、太っていく自分に問題を感じてい ただけに、いろいろ感じてしまった。ヨットも荒れた海の時はぐったりするほどの運動にはなるが、平水ではのんびりしたもので運動 にはならない。

　かと言って今、自転車買ってもどうにも出来ないし。

　ということで、エレベータ使わず、階段利用からやり直そう。6月のダブルハンドレース前はいろいろ細かいトレーニングしていた のだから。

2005.11.21 13:27(Mon) 王さん

　以前、SJにいた王さんが訪ねてきてくれました。記念写真撮るの忘れた（次の時に撮りましょう）。王さんとはWINE STY LEのWindows化の時に一緒に仕事をして、大変だったけど、彼女の努力でなんとか実現化出来た大きな原動力になってくれた ヒト。2年前に残念ながら退職して今は子供の中学受験に向けて頑張っている。私の手術前後もずいぶん心配してもらったのだけど、 お見舞いを断っていたので、今回術後初めてお会いすることになった。にっこり笑った彼女と握手が出来てよかった。能力、才能にも 恵まれた彼女が仕事を辞めるのは一大決心だったのだろうけど、子供の教育に一番大切な時期にしっかり時間をとって対応したかった のでしょう。以前彼女から私の書いたこのコラムの64回の「私はおふくの作品！？」という一文に興味を引かれたとメイルをもらっ た。息子がいつか、そんなふうに感じてくれれば母の気持ちは満足出来るものになるのでしょうね。王さんと王さんの息子は2月の受 験を良い結果で迎える事が出来ると感じました。

　話しは変わって、直腸癌術後の友人を見舞ったヒトからの情報では、今一番辛い時期を送っているらしい、ストーマは一時的なもの なので回腸（小腸）から出していて、やっと腸も動き出し、これからすこしづつ経口摂取が開始されるようだ。夜もなかなか眠れない らしく、面会人と話すのもとても大変だった様子。片道2時間半かけてお見舞いに訪れ、面会時間は15分がやっとだったようです。

　運の良かった私は、素直にストーマになって術後2週間目には外出をしていたことを思い出すと神様は私にもっと仕事しないさいと パワーを与えてくれたのだと思えてくる。さあ、今週もいろいろ忙しいが頑張りましょ。

2005.11.18 12:44(Fri) 質問があったので

　知人の医療施設の方がストーマで困っているということで、私が何を使っているのか質問がありました。

　コンバテックのエステームシナジーのツーピースタイプです。左上の箱ばベース（皮膚に直接はる部分）の箱とその上の四角いのが 中身です茶色い部分は皮膚保護剤、中央の小さな穴の部分をストーマのサイズに合わせて切ります。それを皮膚にはる。週2回交換し ています。右側はパウチで基本的には1日1回交換します、このタイプはこれを粘着テープで貼り付けます。もれはこの1年経験して いません。パウチの上のほうの白いマルは、ガス抜きで、活性炭のフィルターがついています。左の青いキャップのボトルは100円 ショップでかった入れ物で、上を押すとスプレー状に中の液体がでます。中身は、オリーブオイル、これを15回ほどおすと約2ml になります。パウチをはりつけた後、下の部分からこのオイルを入れておきます。するとパウチにたまった便を排出がスムーズに行え ます。

　ストーマになって最初の頃は貼り方のコツがつかめるまでちょっと漏れそうになったことはありましたが、慣れるとほぼ問題無しで す。

　参考にしてください。

2005.11.16 22:16(Wed)

　私は昭和26年生まれ、両親のお陰もあってか空腹でひもじい思いが続いたことはない、「三丁目の夕日」の映画に出てきたような 時代でも食事の内容は父の給料日前にはかなり淋しいおかずになったことはあっても空腹が続いた経験はない。私はそういう時代に育 ったのだと思った。空腹感を抱えていたのはオフロードバイクでレースにでるための練習をしていたらどうにも自分の体重が重いのが 最大の辛い原因だと思って10kg以上減量した時だった。昨年4月の直腸癌の手術の前後の絶食はまったく辛くなかった、空腹より もっと重要な事があったからだろうし、食べなくても点滴で必要な栄養は供給されていた。

　空腹は最高の調味料と思う、昭和30年代の家庭での食事、今の時代と比較にならないほど貧しい内容だったが、遊びから帰ってき てからの夕食はそれは美味しかった。家族そろっての贅沢は日本橋の高島屋の側のレストランでポークカツレツを食べるのが心ときめ かせる贅沢だった。

　こんな事を書き出したのは、今日のポリペクのための絶食と、さとなおのページを見ていたら、食べる話しが出ていて空腹を感じさ せられたのと「三丁目の夕日」の子供の頃の体験が入り交じったためだ。

　体調は極めて良好なのに、大腸鏡検査をすればポリープが毎回育っている自分の体にもちょっと呆れた。人生の残りの時間を気にす る年になってから初めて時間を大切にしようといつも考えるようになったのも、年の割には幼稚。こんな事を考えるのも今すでに24 時間の絶食をしているせいかもしれない。血液の中のドロドロしたものがみんななくなり、脳をさらさらした血液が流れているからな のかもね。

　先週8日に直腸癌の手術をした私の友人は肛門が残せたのだが、外科医の彼は自分の腹痛と発熱から縫合不全からの腹膜炎ではと自 分で感じて、主治医に進言、結果はその通りで今日再手術になったとのことだ。たぶん一時的にしろしばらくストーマとなって私のホ ントの仲間になったのではないかと想像している。腸を繋げるのって簡単な話ではないのだ。

　今、MacのiTunesからは本田美奈子の「この素晴らしき世界」がバックグラウンドで流れている、本田美奈子が亡くなって からMusic Storeで購入したEPの中に入っていた曲。小児科の研修をしていた頃、大学にいると風邪ひきの子より白血病 の子のほうがまわりに沢山いた。空腹は良いかもしれない、生きるということに根本的に必要なことが満たされない時、人間の心は少 し研ぎ澄まされ、だらだら贅沢に暮らしいるときと違う感性が表に顔をだしてくるのかもしれない。

2005.11.16 20:10(Wed) 術後3回目のCF終了

　私は、大腸ポリープ出来やすいのですね。今回もポリープが4つあり、3つは生検でつまんだくらいで無くなる程度の小さいもので したが、ストーマから50cmほどの所にあったポリープはしっかり5mm以上あったようです。クリップをかけて止血などしてある ので、明日の昼まで絶食となりました。まる40時間の絶食（まあ、水分はOK)ですが、ということになりましたので、強制的ダイ エットということになります。これもまた楽し！です。

　写真は、ポリープをつまみやすいように、粘膜下に生食を注射してもちあげ、それに内視鏡下でワイヤーをかけている所、このご、 ワイヤーをぎゅっと絞って切除となります。大きく見えますが実際はたいした大きさではありません。

　自覚症状などなにもないので空腹と闘うのみですね。

　早くこの情報あげようと思ったのですが、当直の仕事が妙に立て込みまして今になってしまいました。水分の摂取はOKなので、ミ ルクコーヒーのみです。

2005.11.16 09:33(Wed) ニフレックも進歩

　昨夜の下剤は6時間後にしっかり反応があり、パウチ3回分の排便あり。その後今朝まで排便なしだった。さっきニフレックの1回 目の200mlを飲んだら、それをきっかけに泥状便パウチ1/3程排出。

　ニフレックなのだが半年前と比較して味の改善がみごと、私は比較的大丈夫な方なのだが、今回の味付けはあとを引くほどでまた飲 みたくなるというとちょっと大げさかもしれないが、かなりの改善。大腸鏡検査を受けるヒトも増えてきたからなのでしょうね。

　ニフレックに反応して、腸がグルグル動き出したのを感じています。さて、午前中に何回、パウチの中身を捨てに行くことになるの かな。

2005.11.15 19:31(Tue) 明日はCFだった

　忘れていた、明日CF(大腸鏡）検査だった。夕方ボスに言われるまで忘れていた。暢気なものだ。半年ぶりになります。2日ほど ストーマから排便ないので、さっき夕食前ですが、下剤を飲みました。前回の時、夕食後に飲んだら反応までの時間がかかった記憶が あるので、早めに飲みました。

　ストーマになってからのCFとても気楽なので、なお忘れていたのでしょう。明日の午前中は、外来やりながら、ニフレック飲みま す。これもストーマならではでしょう。トイレ我慢しながらじゃないのが楽です。それでも、一番勢いよく出る頃はトイレで捨ててき てもすぐにまたいっぱいになってしまうことはあるのだけどね。ポリープがいくつくらい今回はあるのでしょうか。術後半年の時が一 番りっぱなポリープがあったけど、今回はどうですかね。結果はここに書込ます。

2005.11.15 10:43(Tue) いそがしい中

　最近、何かと忙しい。それと、ここにはまだ書きにくい話題もあってなおのこと、これを書くのが遠のいている。そんな中、映画館 で映画を何年かぶりに観た。「ALWAYS 三丁目の夕日」

　原作は1400万部も売れたというビッグコミック連載の「三丁目の夕日」、脚本、監督は山崎貴。原作通りハデなドラマではない が、涙腺がすっかり綺麗になったような時間を過ごした。上映時間133分というから結構長いなと思って映画館に入ったが、長さを 感じたのは長時間座ったお尻の痛さだけ。VFXを駆使した映像は、私自身の小学校1年生の時の東京が舞台。全てがこの目で見た経 験がある世界。街並みの映像にのっけから、心がざわつき涙がにじむ。

　この映画を作った殆どの人達は、まだこの時代には生まれていない人達が作っているのが面白い、主人公の子供達はまさに団塊の世 代、私の2，3才上の設定だ。主要な登場人物の中で最年長なのが三浦友和で私と同級生ということですからね。三丁目でくり返され る日常の中でのドラマで、映画館の中は鼻をすする音が私だけでなく回りからも聞こえていた。

　映画のパンフレットを買ったのなどうん十年ぶり、見て2日たった今も眺めて楽しんでいる。DVDが出たらそれも買ってしまいそ うな予感。しかし、興味のあるヒトは映画館に足を運んでみるのをお勧めします。久しぶりの映画館、なかなか良い。

2005.11.03 01:11(Thu) ちょっと良い気持ち

　10日ほど挑んでいた新しいソフトウェアテクノロジー（私にとって新しい）への挑戦も一段落して、テストプログラムを動かすこ とが出来た。まだまだ限界まで噛み砕いたわけではないが、新しい世界のすごさを実感する。同じ動作をするプログラムを作るのにコ ーディングの量はほぼ1/10くらいで出来てしまう。これを大いに利用しない手はない。しかし、このAppleのCore Da ta + Cocoa Bindingで今までの仕組みを全て置き換えられるわけではない、全て置き換えられるかどうかは来年以 降のAppleの動きにかかっている。

　NeXTコンピュータの時代から親しんできた私にとって一番自由に書けるコンピュータ言語のObjective-Cも、一時M acOSXになって下火になるのかとも思われたが今は完全に中心的な存在になっている。Javaの世界はOSに依存しない点や、 Open Sourceで世界中の多くの人間の手に委ねられて育っているところはあるが、Core Data + Cocoa Bindingの世界も相当素晴らしいものだ。私の場合、それほど広い範囲でプログラミングの世界を勉強出来てはいないが、私の 歩いている道も決して悪くないと実感出来る今日だった。

　しかし、勿論、コンピュータの世界の先端を走っている人達は私よりずっと若い。このコラムにも以前も登場してもらったが、 江島健太郎氏のコラムの中で紹介された、Web2.0のカンファレンスの中で行われた素晴らしいプレゼンも見てみたが、 こんなプレゼン、ちょっとやってみたいものだ。とても準備できそうにないけれどね。ちょっとプレゼンに興味のある人は 是非ごらんあれ。

2005.11.01 08:29(Tue) 連絡無いところをみると

　昨日、そのまま入院になったのだろう。二度ほど電話で話した直腸に腫瘍の友人。覚悟は出来ていると言いながら、やはり声は辛そ うだった。検査や手術の結果がはっきりするまで悪い方に考えが走ってしまうのは致し方ないでしょうけど、心配したからと言って結 果が変わる訳ではない。年も私より10才若い。子供も小さい、心配するなという方が無理かも。

　入院前日に入院中に着るTシャツを購入したとメイルしてきた、出来るだけ明るい柄にしたと。ただでさえハデ好み。どんなTシャ ツを買ったのか想像するだけで怖いものがある。

　ベットの上できっとよい子でいるように頑張っているに違いない！

　良い結果のクジを引くのを祈っているよ。