02. 7.12 書類作成を利用した家族への報告書の作成

施設在宅を行っている施設なので、結果をフォローしている患者さんの情報を離れて住むご家族に送るレポートを作成する時などに使用するツールです。

背景として、施設在宅の名称を表示したい、電子カルテが置かれている場所と違う連絡先が在宅医療部として表示したい、月単位でのレポートを出来るだけ簡単に出力したい、書類の2枚目以降が誰宛のレポートなのかきちんと確認出来る必要がある、等があげられ、従来の書類作成では不可能な部分がありました。

 

  1. 施設名と患者を結合する情報が必要
  • 施設を登録する
  • 施設登録はPeditのツールメニューからGroup編集をクリックする
  • 患者情報を施設情報の接続
  • Wine秘書業務の患者属性タブを選択
  • 属性キーを選択して、そのキーに属す項目を指定する(PeditのGroup編集で作成したデータ)

 

書類作成テキスト上での表現

 

  • 書類作成上に以下に示すルールで書かれたタグを置くことにより、そのタグとタグの示す内容を置き換えて表示する
  • 開始タグ
  • [--!WINE属性:
  • 終了タグ
  • --!]
  • 開始タグと終了タグに囲まれた部分に表示する項目を表すルールを記述する
  • 施設在宅名.名称
  • 上記のように表示するグループに続きドットを挟んで表示する項目を記述する
  • 項目にはPeditで指定した、名称、郵便番号、住所、電話番号、faxがある。

 

書類作成の項目名

 

  • 項目名は「家族報告書」としてフォーマットを作成する
  • 「家族報告書」がクリックされると、何月分にするか、読み込むカルテのフォントサイズを何倍にするか、担当医をだれにするか選ぶパネルが表示される

自己関連施設の設定

  • 自己関連施設の属性で登録したものは、施設に共通のもので、これは患者ごとに設定する必要がありません
  • [!--WINE属性:共通関連施設.名称.1001--!]のような書式をとり、3つめのパラメータとして、GroupEditで作成した属性のgroupIdを書く必要があります

    ただし、これは、フォーマットにそのまま、返還後に期待されるデータを書いても問題ないでしょう。データベースの値を変えるだけで、施設全体のフォーマットを変える必要が無い場合に有用です

     

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