注意:現段階ではシステムに詳しく、下記の設定が自分で出来る方を対象としているオプション機能です。
ORCAは保険者番号から保険者の情報を取得するデータベースを持っています。CLAIMのプロトコルには保険者情報の規定もありますが、ORCAは残念ながらその情報をCLAIMに乗せて送ってきてくれません。CLAIMの規定で省略可の情報です。WINE STYLEのカルテの表紙にもこの情報を記載する所はあります。今までは必要があればPeditで受付が手入力でこの情報をセットしなければ表示させることは出来ませんでした。
WINE STYLEはWREOFというデータベース接続のミドルウェアを持っています。2.11からOpenBase以外のデータベースとも接続する事が可能になりました。そこでORCAのデータベース(PostgresSQL)上のデータをWINE STYLEから直接アクセスする基本技術が出来ましたのでそれを利用することが可能となりました。
これを可能にするには、パブリックドメインソフトのPostgresSQLをWINE STYLEの稼働するMacOSXにインストールする必要があります。またORCAのデータベースをWINE STYLEからアクセス出来るようにする設定をORCAのサーバにする必要があります。
1. PostgreSQLの準備
PostgreSQLをMac OSXにインストールする方法はインターネット上に数多く紹介されていますので、それに従ってPostgreSQLをインストールしてください。インストールしますが、そのコンピュータでPostgreSQLのデータベースを動かす必要はありません。クライアントとしての接続ライブラリを使用するだけです。
2. ORCA側の設定
Mac OSXにPostrgreSQLをインストールしたマシンからORCAのデータベースに接続出来るようにORCAマシンのPostgreSQLのコンフィグレーションファイルを設定してください。
3. WINE STYLEの設定
WINE STYLEのデータベースの接続先を簡単に設定変更できるファイルを作成するソフト、WRDatabaseSetup.appを使用して設定します。このファイルをORCA接続の時は使用します。WINE STYLEの環境設定のシステムのパネルにある、UseDBConnectionInfoにチェックをつけて、WINE STYLEが正常に作動することを確認します。
上記、1.2.の設定が出来ていれば、ORCA保険情報の取得にチェックをつければ、カルテが開いたときにORCAから保険者情報を取得します。
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