WINE User's Manual

患者個人情報フォーマット

WINEに他のシステムからのデータの読み込み。MMLで読み込む方法もありますが、まだ他のシステムがMMLで出力できるものがないと思われますので、デリミターで区切られたテキストとして読み込みます。
WINE Version 1.334のリリースから Peditor(Version 1.15)となり、一般的な csv 形式のファイルも読みこめる仕様に拡張をしました。漢字コードも EUCコードだけでなく、Shift JISのファイルも読み込める仕様となりました。

例WINE形式
10001,:,たかはし なつこ,:,高橋 夏子,:,takahashi natsuko,:,19910701,:,f,:,0467-23-1111,:,,:,248,:,神奈川県鎌倉市山之内748-11,:,  140053,:,05,:,88888,:,19991231,:,30,:,F,:,,:,,:,19910701,:,19990708,:,,:,テスト用です。

例csv 形式
10001,"たかはし なつこ","高橋 夏子","takahashi natsuko",19910701,f,"0467-23-1111",,248,"神奈川県鎌倉市山之内748-11",  140053,05,88888,19991231,30,F,,,19910701,19990708,,テスト用です。
概略
  • WINE形式の場合のデリミタ
    • 上記例の場合は、,:,の3文字で構成しています。
  • csv 形式のデリミタ
    • 「,」一文字で区切られます。一般的には、文字列はダブルクォーテションで区切る仕様になっていますが、WINEの場合、途中に,が入る文字列以外はダブルクォーテションで区切られていなくてもかまいません。
  • 一人の個人情報が1行を形成して、各行間はLFまたはCRまたはCR/LFで区切られるフォーマットです。自動判定します。
  • 文字コードは、EUCまたはShift JIS漢字コードを採用しています。
以下の22項目で構成されます。
  • 1.患者ID
  • 2.かな名前
  • 3.漢字名前
  • 4.ローマ字名前
  • 5.生年月日
  • 6.性別
  • 7.電話番号１
  • 8.電話番号２
  • 9.郵便番号
  • 10.住所
  • 11.保険者番号
  • 12.保険記号
  • 13.保険番号
  • 14.保険有効期限
  • 15.保険負担率
  • 16.保険本人／家族
  • 17.公費負担者番号
  • 18.公費需給者番号
  • 19.患者情報登録日
  • 20.最終来院日
  • 21.予備
  • 22.コメント
各項目の内容です。
1.患者ID
  • 患者IDは文字列型で20桁以内
  • 省略不可
  • 数値のみでの記載が望ましい
2.かな名前
  • 平仮名の患者名 64バイト以内
3.漢字名前
  • 漢字(カタカナの全角)64バイト以内
4.ローマ字名前
  • 半角英文字によるローマ字読みの名前 64バイト以内
5.生年月日
  • 19730101形式の数字8桁
  • 省略不可
6.性別
  • 女性はf、男性はm(半角)
  • 省略不可
7.電話番号１
  • 0467-12-1234の形式(半角)
  • 市街局番もかならず入れてください。
8.電話番号２
  • 同上
9.郵便番号
  • 248-0012形式(半角)
10.住所
  • 神奈川県鎌倉市御成町9-5 形式(255バイト以内)
  • 英数字は半角のほうがよい
11.保険者番号
  • 8桁右詰め、4桁、6桁の保険者番号は左に半角スペースを2または4桁いれ合計半角8桁
12.保険記号
  • 全角可
13.保険番号
14.保険有効期限
  • 19991231形式
15.保険負担率
  • 10,20,30など、整数値、負担％
16.保険本人／家族
  • 本人S、家族F
17.公費負担者番号
  • 半角(9バイト)
18.公費需給者番号
  • 半角(8バイト)
19.患者情報登録日
  • 初診日など、最初に登録された日
20.最終来院日
  • 情報があれば、19990707形式で
21.予備
  • 患者IDとはことなるが、院内でなにかの記録の整理に使っている番号20バイト以内
22.コメント
  • コメント256バイト以内

ファイルの読み込みは、Peditor.appで行います。Peditor.appは、インストールした DirectoryのApplicationsの下にあります。

メニューバーのToolsに'Input From Text'というメニューがありますので、それを選択します。
入禄するファイルのフォーマット、漢字コード種類を指定します。
InWindowのセットボタンをおして上記のフォーマットで書いたファイルを指定して 'WINEへの個人データの読込' ボタンを押すと読み込めます。
書き出しも Peditorのツールメニューから行えます。
書き出しは、 Peditorの患者検索パネルで選択されたリストについて行われます。