WINE Style 2.0 (395)リリースノート
1.ORCA ruby版CLAIMとの接続がほぼ完璧に出来るバージョンです。
接続の注意点などは下記に記してあります。
2. WINE Style内部での、医事マスターの参照の不具合を解消。
3. 検査結果の入力を、LabResultEditorを使って入力しても、未解処理データが残っていると、LabSecretaryが判断する問題を解消。
4. WRDrugMasterのファイルへの出力の不具合を修正。
ORCAとの接続手順
■ORCAマシンのネットワーク設定(IPアドレス)
・スーパーユーザになる。
・/etc/netowrk/interfaces ファイルのIPアドレスを変更する。
・/etc/init.d/networking restart を実行する。
■ORCAマシンでのCLAIMのインストール
作業するユーザーはorcaです。
カレントディレクトリは/home/orca/とします。
ターミナルはktermを使用してください。
(1) orcaアプリケーションを停止します。
$ su (スーパーユーザーのパスワード)
# /etc/init.d/monitor stop
# exit
(2) tarボールを解凍します。
$ tar xvfz orca_For-claim_0.9.38-2.tar.gz
(3) ディレクトリ単位で複写します。
$ cd claim_0.9.38-2/usr/local/orca
$ cp -fr * /usr/local/orca/
$ cd
(4) orcaアプリケーションを起動します。
$ su (スーパーユーザーのパスワード)
# /etc/init.d/monitor start
# exit
全て起動されるまでしばらく待ちます(1分くらい)。
(5) claim通信サーバを起動します。
$ cd /usr/local/orca/scripts/claim/rb/
$ ruby clm_rcv.rb 8888 /var/tmp
と入力すると
server:>> No 8888 port open
server:>> Waiting...
となり、待ち状態となるはずです。
(6) ORCA側のテストを行います。
ORCAの業務立ち上げ「11:受付」にて適当な患者さんの受付処理を行って
下さい。次に、「21:診療行為入力」の中途表示画面に先ほどの患者さん
が、表示されていれば成功です。
(claim通信サーバを起動した画面に[ack] 等が表示されると思います)
このテストは、受付した患者情報を電子カルテへ送るclaim通信を行っていま
す。まだ、相手となる電子カルテの情報を設定していませんので自分で自分に
claim通信し、折り返しのテストをおこなっています。ですから、これができ
なければ次に進めません。
■CLAIMのセットアップ
(1)ターミナルktermを立ち上げてください。
$ cd /usr/local/orca/scripts/claim/
$ vi HL01.sh
エディタは何でもかまいません。
38行目辺りに
./clm_snd_rb localhost 8888 /var/tmp/〜
という記述があると思いますが、
この localhost →電子カルテのIPアドレス
5001 →通信ポート
に変更してください。
$ vi HL02.sh
エディタは何でもかまいません。
42行目辺りにHL01.shと同様の記述がありますので変更します。
(2) orcaアプリケーションを停止します。
$ su (スーパーユーザーのパスワード)
# /etc/init.d/monitor stop
# exit
(3) orcaアプリケーションを起動します。
$ su (スーパーユーザーのパスワード)
# /etc/init.d/monitor start
# exit
全て起動されるまでしばらく待ちます(1分くらい)。
(4) claim通信サーバを起動します。
$ cd /usr/local/orca/scripts/claim/rb/
$ ruby clm_rcv.rb 8888 /var/tmp
と入力すると
server:>> No 8888 port open
server:>> Waiting...
となり、待ち状態となるはずです。
(5) WINEの通信設定を行います。
インスペクタのCLAIMタブで、
CLAIM Ver2 の
SocketPort → 8888
HOST Address→ 192.168.1.1 (ORCAサーバのアドレス)
受信ポート番号→ 5001
を設定してください。
(6) WINEでNetinfo の設定をします。
ORCAサーバのIPアドレスとマシン名を登録してください。
(7) WINEでターミナルを開いて、
>/Library/winestyle/bin/CLAIMSocketOutputServer&
を入力して実行します。