キワムのコラム 第66回

やってみなけりゃ分からないよ!

 正月2日、素晴らしい露天風呂に入った。

 正月の新春親善レースが終わって、油壺方面におじゃましたおり、諸磯のファーラウェイオーナー中山さんの別荘に おじゃました。諸磯湾に面した素敵な小屋。今まで海から眺めたり話しとしては沢山聞いていた。そこに諸磯湾に面した 小さな露天風呂がある。すぐ目の前には諸磯フリートの沢山の船が係留されている、小さな湾の対岸の人の動きも よく見えるそんな場所。

 

 私は特に温泉好きなわけではなく、どちからと言えば嫌いな方。特にストーマになってからはやはり抵抗ないわけでは ない。景色を味合うだけなら別に湯につからなくたって、十分素晴らしい。オーナーや仲間達のご推薦だし、我々がお邪魔し た時に湯をはって下さった。何故か私はこの日は積極的になっていた。

 景色や雰囲気も私の大好きな環境だったからなおのことだったのだろうけど、勧められて真っ先にみっそーと入ること になった。みっそーはストーマのことも知っているし気楽なものでした。海にお尻を向けて服を脱ぎ捨て湯船に入る。 目の前に広がる諸磯湾の眺め、寒い海からセイリングを終え帰ってきた船が目の前の泊地に舫をとる。普段はカラスの 行水の私がゆっくりお湯を楽しんだ。

 

目の前の船達、ちょっと首を出せば、富士山も見える。小さな湯船には草津温泉の入浴剤(入浴剤でいいじゃないか)で 硫黄の香りと体もじわっと温まる。

 

 裸になってお湯につかる。ちょっと人目も沢山有るかも知れない場所でこんな贅沢。遊びを本当に知っているオーナー の接待に感謝感謝。お湯を眺めているのとはかなり違うお湯につかった感覚の違い。これは私に結構大きな衝撃を与えて くれた。やってみなければ分からないこと、やる前に言い訳して止めていることって沢山あるよなぁ。

2005年1月2日

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