キワムのコラム 第15回

高校生主人公の青春ものって好きなのよ

昨日12日の成人の日は、ちょっとゆっくり起きて、テレビも面白いものがなかったので、正月に DVDレコーダに取りダメしたのを見ていました。

見たのは、今年の正月に放映された「ウォーターボーイズ」、いちばん最初だけは取り損なったのだけど ストーリーとしては、問題ないレベル。かわいい高校生がまじめになにかに取り組んでいる姿ってのが どうにも涙をさそって気持ちいいのですよね。

ティッシュ何枚、涙ながしたのだろうか。ストーリーとしては、苦労してもどうせ結果はうまく行くことは わかっている展開だとは納得していても、高校生の友情と熱意をドラマ化されるとねぇ。私は、もろに 制作側の意図にはまってしまって、落としどころというか、お涙ちょうだいの所で、ズルズルしちゃうんですね。

中学生や高校生の男の子達が巷で集団でいると、どうもツッパッていてあまり気分がいい気が しないときが多いんだけど、実際接してみれば良い子が多いんだよね。昨年、ヨットの体験教室を主宰する側 に回って、午前中は小学生、午後は中学生を乗せたんだけど、その中学生達もとっても面白かった。小学生は かわいい、中学生は面白いという印象だった。

午前中の小学生を乗せてハーバーに帰ってくると、中学生の一段が、なんかツッパラかって走り回っている。 女子のグループは、それほどでもないが、男子はなんかやだなぁと言う感じだったので、抽選で女子のグループ 乗せることになればいいのになんて感じていたのだけど、実際、そのツッパラかった男の子達を乗せる羽目 になりため息ものだった。しかし、いざ、一緒にのせて舟をだし、また我々の仲間で、「ほら、おまえらチンチン ついているのだから、、」となにかとチンチンの話しから展開する話題に、男の子達もすっかりうちとけて それはそれは楽しい2時間でした。

私も、中学生、高校生の時に決してみるからに可愛い感じはしないタイプだったわけだし、それでも 恋にクラブ活動に音楽活動に没頭していたものね。なんの目的もないような無駄な時間と大人が感じるような ことも、その時代にはその時代の大事な事があるんだよね。高校3年生まで好きな事やってた私は、それから 2年間浪人生活するわけだけど、それとて今思えば楽しいことしか覚えていないからね。

もう一度あの頃にもどりたいとは思わないのは、けっこう面倒な事も山ほどあるし、あの1日がとてつもなく 長く感じたのをもう一度くり返したくは無いという気があって、今のようにあっという間に1日が経過するのも それはそれで悪くないと感じているわけです。
涙腺が年とともにゆるんで来るんだろうけど、テレビや映画見ながら、涙を沢山流すのは気持ちの良い時間です。

2004年1月13日

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